これはある人の日常の場面である。






ある日常の一コマ







「ねーねー、いつものあれ手伝ってー??」
『…はぁ??あれ??もういい加減1人でやってよー。朝早くに電話しないで…。』







今日もいつもの1日が始まった。
この少女たちの1日も何の変りもなく始まろうとしていた。












「いーじゃん、自転車の練習ぐらいー」










ぶーぶー文句を言っている少女A…服部司は毎日自転車の練習をしている。
…友達の各務翠に手伝ってもらって。


ちなみに今日は土曜日、学校も休みで1日自由に使える日…。
手伝ってもらうため、今日も朝早くから司は翠に電話したのだ。






「おーねーがーいー!!」
『…わかったからお願いだから午後からにして。私眠いし…。今何時だと思ってるの??』
「…7時半!!」
『…常識を考えなさい。んじゃぁ昼ごろまた電話して。』
「あっちょっとまっ『プッ、ツーツーツー』…切れちゃった…。」





「まぁいっか!!昼までは私だけで頑張ろう!!おー!!」









なぜこんなに一生懸命自転車の練習をしているかは
遡ること1週間前…。
























「小宮くん!!好きです、付き合ってください!!」



司は1年のころから好きだった小宮に告白した。
…今は2年生。







「…気持は嬉しいけどごめん。俺…











自転車で何か特技として見せれるものあるやつ好きなんだよね。」


「…はっ??もう1度お願い。」
「だから、俺自転車芸できるやつじゃないと付き合いたいって思わないんだよね。」
「…じゃぁ私が自転車芸できるようになったら付き合ってくれるんだね??」
「…いやっそーy「よしっ!!じゃぁ頑張る!!ばいばーい♪」



…小宮が何かを言おうとしたのを遮り(ってか聞こえず)
ポジティブに解釈し、練習するために駆けて行った。




















これが自転車の練習をしているわけなのです。
えっ?単純?そういう子なんです、司は。





「むー…何でバランスとれないのよ、こいつは。…だいぶうまくなったと思うんだけどなぁ。」

1週間練習した成果は、やっとバランスを少しとって乗れるようになった。
それでも(多分)小宮が言ってたレベルにはなってないと思われる。
それでも司は諦めないで一生懸命練習を続けた。






「やーーーーっとお昼だ!!電話電話♪」


プルルルル


『もしもし。」
「翠!!お昼だよ!!練習付き合って。」
『…わかった。…でも小宮のためにそんな一生懸命になることないと思うけど…。まぁいーや。今から司の家行くから。じゃぁ。』






それから少しして翠がやってきて練習の成果を披露し
司の手を持って練習に付き合ってあげた。















さらに1週間後…







「………でっきたーーーーーー!!!すごくないすごくない!!」
「そうだね、おめでとう。」
「これで小宮くんに告いに行ける。」
「そうだね、おめでとう。」
「私行ってくるよ!!」
「そうだね、おめでとう。」
「…さっきから“そうだね、おめでとう”しか言ってくれてない…。しかも棒読み…。」
「そうだね。」
「……っ」




ちょっと冷たく棒読みで同じことを言い続けられた司は少し涙目になっていた。
司はからかうとおもしろすぎる。

「翠冷たい…。」
「これがうちの愛情表現だから。」
「うそだ!!」
「…勝手にうそだって決めつけないでくれる??」

翠はめちゃくちゃ有無を言わせないようなにっこりした笑顔でそう言い放った。
案の定司はそれ以上何も言えない…。



「へん、翠のばーかばーか。」
「何か言った??」
「いっいーえ!!何も言ってません!!」


小声で言ったのに聞こえる翠の地獄耳。
きっとこの先、司は翠には勝てないだろう。




「んじゃぁ小宮くんのとこに行ってきます!!」
「ちょっと待ちなさい。」


イノシシのように突撃しようとしていた司をとめ

「今日は土曜日。小宮も来られたらいい迷惑。月曜日にしなさい。」
「…はーい。」










月曜日…


「んじゃぁ行ってきます。」
「いってらっしゃい。自転車用意した?」
「した。」
「小宮に来てって言った?」
「言った!!」
「時間大丈夫?」
「だいじょー…あっそろそろやばい!!行くね。」
「頑張ってねー。」



勇気をだし、いざ出陣。
決戦場は校庭。





「小宮君。」
「…またかよ。」
「えっ?何?」
「いや、何でも。…で何?」
「えっと…///」


この前告白した時の態度とはかなり違う。
もじもじして顔を少し赤くして


「自転車、頑張って練習したの。で少しなら芸できるようになって…。だから付き合ってください。」


小宮少し呆気にとられたようだ。
まさか本当に練習して乗れるようになってくるとは思わなかった。

しかし


「…ははは、まじで練習したの?あんなの冗談に決まってるだろ。」
「えっ?」
「服部とは最初から付き合う気なんてないしな。遠まわしにそれ言おうをしたら勝手に走って去ってっただろ。」
「…。」


司はあまりのことに呆然と立ち尽くしてしまった。
小宮が何を言ったのか頭が理解しきれていないようだ。



「んじゃぁ俺行くわ。じゃあな。」

そう言い、高笑いしながら学校のほうへと戻って行った。







しばらく何が起こったか理解できなかったが
落ち着いて考えると悔しさと悲しさで一気に涙があふれてきた。


「私、遊ばれてたんだ…。本気にして、一生懸命練習して馬鹿みたい…。」








「やっぱり泣いてる。」
「!!……翠。」
「フられたんでしょ。」
「…。」



翠の言葉が私にぐっさりと突き刺さる。





「だから小宮は止めとけって言ったよね?」
「…うるさいな。別に私が誰好きでもいいじゃん。」
「うちはね、司に傷ついてほしくなくて言ったんだよ。」


そう言って翠は少し顔を険しくさせながら話し始めた。
司はその翠の表情を見て静かに聞くことにした。



「小宮ってね、顔はまぁいいでしょ?でも性格は最悪で、女となると性欲処理としてみないか、ブランドか何かだと思うようなやつなの。
 司って普通じゃない。フられると思った。それで傷つくと思った。司には笑っててほしかったから。うちは司の笑顔好きだから。」
「翠…。」
「大事な友達だもん。」


違う意味で司は涙が零れそうだった。
でも一生懸命こらえ、司は笑った。



「ありがとう、翠。私も同じような気持ち!ちょっと元気出た。あんな奴だったなんて知らなかった。
 でも好きだった気持ちも本当だから、憎むってことはしない!!あんな奴に抱く感情なんて勿体ないだけ。」
「ははは、確かに言えてるね。…元気出たならよかった。」
「よっし、今日はとりあえず失恋記念に食べに行くぞー!翠行こう。」
「そうだね、付き合うよ。」






2人は仲良く学校から出て行った。









***おまけ***




「やけ食いといえば、焼き肉!!」
「違うし。寿司だし。」
「焼き肉。」
「寿司。」
「焼き肉。」
「寿司。」



2人は食べに行く場所でもめて道端でにらみ合っていた。






●あとがき●
奏斗さまとの相互記念小説。
お持ち帰りは奏斗さまのみで。遅れてすいません;
何か何が書きたかったのかわからなくなってしまった…!
意味不明ですんません。
とりあえずギャグ+友情の小説にしてみました。
文才なくてこんなんになったけど
最後まで読んでくれてありがとーございました。